記録的な大雨から1か月を迎えた富山県氷見市。
土砂崩れや冠水などの被害を受けた細越地区では、地域の特産品である「ハトムギ」の刈り取り会が行われました。
刈り取り会には、県内外から訪れたハトムギ畑のオーナーや地域住民など、およそ50人が参加。
大雨によって倒れてしまったハトムギを起こしながら、1つ1つ丁寧に刈り取っていきました。
大雨の影響により、今年のハトムギの収穫量は例年より約2割減る見込みです。
それでも、収穫されたハトムギは新茶やせんべいへと加工され、オーナーのもとへ届けられる予定です。
当記事では、大雨被害を乗り越えて収穫の時期を迎えた氷見市細越地区のハトムギ畑と、地域で続く「ハトムギオーナー事業」について紹介します。
氷見市細越地区でハトムギを収穫
氷見市細越地区で、特産のハトムギを収穫する刈り取り会が開かれました。
参加したのは、県内外から訪れたハトムギ畑のオーナーと地域住民など、約50人です。
今年の刈り取りは、例年とは大きく異なる状況のなかで行われました。
その理由が、1か月前に発生した記録的な大雨です。
大雨によってハトムギが倒れてしまった場所もあり、参加者たちは倒れたハトムギを起こしながら丁寧に刈り取りました。
参加したオーナーからは、これまで経験したことのない状況に驚く声が聞かれたほか、収穫したハトムギがたくさんお茶になってほしいという期待の声も聞かれました。
大雨の爪痕が残るなかでも、地域住民とオーナーが協力して収穫作業を進める姿が印象的な刈り取り会となりました。

記録的大雨でハトムギ畑に土砂崩れ・冠水被害
今回のハトムギの収穫に大きな影響を与えたのが、先月の記録的な大雨です。
氷見市では2026年8月の大雨を受け、市が関連情報をまとめて公表するほどの状況となりました。
細越地区のハトムギ畑でも、大雨によって土砂崩れが発生。
畑の一部が土砂に埋まったほか、冠水する被害にも見舞われました。
さらに、大雨の影響で多くのハトムギが倒れてしまいました。
通常の収穫とは異なり、参加者は倒れたハトムギを起こしながら刈り取らなければなりません。
実際に作業を行ったオーナーからも、大雨によってハトムギが倒れているため収穫が大変だという声が聞かれました。
自然災害が農作物に与える影響の大きさが、収穫の現場からも伝わってきます。

今年のハトムギ収穫量は例年より約2割減る見込み
大雨の影響は、ハトムギの収穫量にも及んでいます。
生産組合によると、今年の収穫量は例年と比べて約2割減る見込みです。
畑の一部が土砂に埋まったことや冠水したこと、さらにハトムギが倒れたことなどが収穫に影響しています。
農作物は天候の影響を直接受けます。
特に今回のような記録的な大雨や土砂災害は、農地そのものだけでなく、そこで育てられている作物にも大きな被害をもたらします。
収穫量の減少が予想されるなかでも、残ったハトムギをできる限り収穫しようと、オーナーと住民が協力して作業を進めました。
氷見市細越地区と「ハトムギ」の深いつながり
氷見市細越地区とハトムギには、長年にわたるつながりがあります。
氷見市の過去の広報資料によると、細越地区では1985年(昭和60年)から転作作物としてハトムギの栽培や商品化が始められました。
現在では「ハトムギの里・細越」として、ハトムギを通じた地域交流も行われています。
その代表的な取り組みが「ハトムギオーナー事業」です。
氷見市の資料では、2026年にも「第19回 春の種まき会」が市の行事として案内されており、ハトムギを通じた交流が長く続いていることが分かります。
単に農作物を生産するだけではなく、地域外の人たちと一緒に種まきや収穫を行うことによって、細越地区の魅力や農業を知ってもらう機会にもなっています。
ハトムギオーナー事業とは?
細越地区で行われている「ハトムギオーナー事業」は、参加者がハトムギ栽培を通じて地域と交流できる取り組みです。
過去の氷見市の事業資料では、オーナー田で春の種まき会や秋の刈り取り会などが開催されています。
また、過去の募集内容では、その年に収穫されたハトムギから作った「ハトムギ茶」や「ハトムギせんべい」などをオーナー特典として贈る仕組みも紹介されています。
自分たちが栽培や収穫に関わったハトムギが商品となって手元に届くことは、ハトムギオーナー事業ならではの魅力といえるでしょう。
農作業を体験するだけでなく、地域住民との交流や農業への理解にもつながる取り組みです。
今回の刈り取り会にも県内外からオーナーが参加しており、大雨被害という厳しい状況のなかで、地域住民と一緒になって収穫作業を行いました。

収穫したハトムギは11月に新茶とせんべいへ
今回の刈り取り会で収穫されたハトムギは、これで終わりではありません。
収穫後に加工され、11月には「新茶」と「せんべい」となってオーナーのもとへ届けられる予定です。
大雨による土砂崩れや冠水、ハトムギの倒伏など、今年は厳しい条件での栽培・収穫となりました。
それだけに、自分たちで刈り取ったハトムギがお茶やせんべいになって届くことを楽しみにしているオーナーも多いのではないでしょうか。
畑で育てるところから収穫、加工、そして商品を味わうところまでつながっている点も、細越地区のハトムギオーナー事業の特徴です。

よくある質問
Q1. 氷見市細越地区では何を栽培していますか?
細越地区ではハトムギが栽培されています。
地域の特産品として栽培されているほか、「ハトムギの里・細越」としてハトムギオーナー事業も行われています。
Q2. 今回の大雨でハトムギ畑にはどのような被害がありましたか?
記録的な大雨による土砂崩れで畑の一部が埋まったほか、冠水する被害も発生しました。
また、ハトムギが倒れ、収穫作業にも影響が出ました。
Q3. 今年のハトムギの収穫量はどのくらい減る見込みですか?
生産組合によると、大雨の影響により例年と比べて約2割減る見込みです。
Q4. ハトムギの刈り取り会には誰が参加しましたか?
県内外から訪れたハトムギ畑のオーナーと地域住民など、約50人が参加しました。
Q5. 収穫したハトムギはどうなりますか?
今回収穫されたハトムギは加工され、11月に新茶とせんべいとしてオーナーへ届けられる予定です。
Q6. ハトムギオーナー事業ではどのような体験ができますか?
過去の氷見市の資料では、春の種まきや秋の刈り取りなど、ハトムギ栽培に関わる農作業を通じて地域住民と交流する取り組みが紹介されています。
また、収穫したハトムギを使った商品がオーナーへ贈られる仕組みもあります。

まとめ
今回は、記録的な大雨から1か月を迎えた氷見市細越地区で行われた、特産ハトムギの刈り取り会について紹介しました。
細越地区のハトムギ畑は、大雨による土砂崩れや冠水などの被害を受け、今年の収穫量は例年より約2割減る見込みです。
それでも刈り取り会には県内外のオーナーと地域住民など約50人が集まり、倒れたハトムギを起こしながら丁寧に収穫しました。
細越地区では長年にわたってハトムギが栽培され、「ハトムギオーナー事業」を通じた地域交流も続いています。
今回収穫されたハトムギは、11月に新茶やせんべいへと姿を変え、オーナーのもとへ届けられます。
記録的な大雨という厳しい状況を乗り越えて収穫された細越地区のハトムギ。
地域住民とオーナーが協力して守る特産品が、これからも「ハトムギの里・細越」の魅力を伝えていくことが期待されます。
※記事内の画像にはイメージが含まれています。



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