富山市を中心に活動してきた一般社団法人「水橋フットボールクラブ」が、2026年9月24日に富山地方裁判所から破産手続開始決定を受けました。
東京商工リサーチの調べとして報じられた負債総額は約3100万円です。
水橋フットボールクラブといえば、地域の子供たちのサッカー普及や選手育成に長年取り組んできたクラブです。
U-12が富山県代表として全国大会に出場した実績もあり、富山県の少年サッカーに詳しい人なら名前を知っている人も多いでしょう。
そんな実績あるクラブが、なぜ破産に至ったのでしょうか。
背景をたどると、会費収入の減少などによる事業規模の縮小に加え、2026年4月の代表理事の死去という大きな出来事がありました。
当記事では、水橋フットボールクラブの破産について、負債総額や売上高の推移、破産に至った理由などについて詳しく見ていきます。
水橋フットボールクラブが破産
一般社団法人「水橋フットボールクラブ」は、2026年9月24日に富山地方裁判所から破産手続開始決定を受けました。
2026年10月5日付の官報にも破産手続開始が掲載されています。
東京商工リサーチの調べとして報じられた負債総額は、約3100万円です。
破産に至った背景として挙げられているのが、クラブの事業規模の縮小です。
近年は会費収入が減少し、それに伴って事業規模も縮小。
さらに2026年4月9日に代表理事が死去したことで、事業を継続することが困難になったと報じられています。
つまり、突然1つの出来事によって経営が行き詰まったというより、収入減少によって事業規模が縮小していたところに、代表理事の死去という大きな出来事が重なったと見ることができます。
地域に根差して活動してきたスポーツクラブだけに、今回の破産に驚いた関係者や保護者、OB・OGも少なくないでしょう。

水橋フットボールクラブとは?
水橋フットボールクラブは、富山市水橋地区を拠点として活動してきた地域スポーツクラブです。
一般社団法人としては2015年4月に設立され、サッカーの普及や選手育成などに取り組んできました。
特に注目されるのが、育成年代での実績です。
2017年にはU-12が富山県代表として全日本少年サッカー大会に出場するなど、県内でも実績のあるクラブとして知られていました。
単に子供たちがサッカーを楽しむ場所を提供するだけでなく、本格的な選手育成にも取り組んできたクラブだったわけです。
地域スポーツクラブは、競技力向上だけでなく、子供たちの居場所や地域コミュニティーとしての役割も担っています。
その意味でも、水橋フットボールクラブの破産は、1つの法人の経営問題だけでは語れないニュースと言えそうです。

水橋フットボールクラブの売上高は半分以下に
今回の破産を考えるうえで見逃せないのが、水橋フットボールクラブの売上高の推移です。
報道によると、2018年3月期の売上高は2854万円でした。
ところが、2025年3月期には1200万円まで減少しています。
単純に比較すると1654万円の減少です。
割合にすると、2018年3月期から2025年3月期までに売上高は約58%減少した計算になります。
つまり、売上規模はピーク時と比較して半分以下になっていました。
近年は会費収入の減少が続き、事業規模も縮小していたとされています。
地域密着型のスポーツクラブにとって、会員から得られる会費は運営を支える重要な収入源です。
その会費収入が減少すれば、クラブ運営に大きな影響を与えることは想像に難くありません。
そうした厳しい状況のなか、2026年4月9日に代表理事が死去しました。
代表理事の死去が事業継続を断念する大きな要因となり、最終的に同年9月24日の破産手続開始決定へと至ったと報じられています。
流れを整理すると、
「会費収入の減少」
↓
「売上高・事業規模の縮小」
↓
「2026年4月に代表理事が死去」
↓
「事業継続が困難に」
↓
「2026年9月に破産手続開始決定」
という経緯になります。
2018年3月期の2854万円から2025年3月期の1200万円へという売上高の変化を見ると、破産に至る以前からクラブ運営が厳しい状況に置かれていたことがうかがえます。
破産で水橋FCの活動はどうなる?
水橋フットボールクラブの破産を知った人にとって、最も気になることの1つが「水橋FCの活動はどうなるのか?」ではないでしょうか。
ここで注意したいのは、一般社団法人が破産手続開始決定を受けたことと、サッカーチームの活動が直ちに全て終了することを同じ意味として扱わないことです。
2026年10月5日時点の別報道では、破産手続開始決定後にも水橋FCの公式サイトで活動記録が更新されていたとされています。
そのため、現時点で「水橋FCが完全に活動終了した」と断定するのは適切ではありません。
今後については、クラブの運営主体がどうなるのか、各年代のチーム活動が継続されるのか、選手や保護者にどのような対応が行われるのかなどが注目されます。
長年にわたって地域の子供たちを育成してきたクラブだけに、所属選手や保護者への影響も気になるところです。
今後、クラブや関係者などから新たな発表があれば、状況がより明確になってくるでしょう。

よくある質問
Q1.水橋フットボールクラブはいつ破産した?
一般社団法人水橋フットボールクラブは、2026年9月24日に富山地方裁判所から破産手続開始決定を受けています。
Q2.水橋フットボールクラブの負債はいくら?
東京商工リサーチの調べとして報じられている負債総額は、約3100万円です。
Q3.水橋フットボールクラブが破産した理由は?
近年、会費収入の減少によって事業規模の縮小が続いていました。
さらに2026年4月9日に代表理事が死去し、事業継続が困難になったことが、破産に至る大きな要因になったと報じられています。
Q4.水橋フットボールクラブの売上高はどれくらい減った?
2018年3月期には2854万円だった売上高が、2025年3月期には1200万円まで減少しました。
1654万円の減少で、減少率は約58%です。
売上高は2018年3月期と比較して半分以下になったことになります。
Q5.水橋FCはもう活動していない?
記事執筆時点では、法人の破産手続開始決定だけを根拠に「水橋FCの全ての活動が終了した」と断定することはできません。
今後のチーム活動や運営体制については、新たな公式発表や関係者からの情報を確認する必要があります。

まとめ
水橋フットボールクラブは2026年9月24日、富山地方裁判所から破産手続開始決定を受けました。
報道されている負債総額は約3100万円です。
同クラブは富山市水橋地区を拠点としてサッカーの普及や選手育成に取り組み、2017年にはU-12が富山県代表として全日本少年サッカー大会に出場するなど、実績を残してきました。
一方、経営面では厳しい状況が続いていたようです。
売上高は2018年3月期の2854万円から2025年3月期には1200万円まで減少。
近年は会費収入の減少などによって、事業規模の縮小が続いていました。
さらに2026年4月9日に代表理事が死去し、事業継続が困難になったことが、今回の破産につながったと報じられています。
地域の少年サッカーを長年支えてきた水橋フットボールクラブだけに、今回の破産が所属選手や地域のサッカー環境にどのような影響を与えるのかも気になるところです。
ただし、法人の破産とクラブ活動そのものの終了は分けて考える必要があります。
今後、水橋FCの活動がどのような形になるのか、運営体制を含めた新たな動きが注目されることでしょう。
※記事内の画像にはイメージが含まれています。

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